健康な人にも潜んでいるゴースト血管 毛細血管 若返り策

先日TV番組で「ゴースト血管とは?毛細血管が若返る食べ物るとは?」を興味深く観ていました。
毛細血管には隙間があり、その隙間から血液成分が微量に漏れ出すことで周辺の細胞に酸素や栄養を届けています。そのため、毛細血管がゴースト化してしまうと、酸素や栄養を絶たれた細胞が死に、健康や美容に重大な問題を引き起こすことが分かってきました。以前から、ゴースト化の指標である毛細血管の長さは年齢とともに短くなるようですが、個人差が非常に大きく20代や30代の若い世代でもゴースト血管であるのだとか。
全身に張り巡らされ、命を支えている毛細血管が幽霊のように消えてしまうゴースト血管。ゴースト血管は、カラダのあちこちにある毛細血管が機能しなくなり、毛細血管の中を血液が流れなくなり、血液の循環が行われず、そのまま毛細血管が消えてしまうこと。
毛細血管って細くて小さいから、消えても大丈夫!と思ったらいけません。 血液は、この小さい毛細血管で体の隅々まで血液を運んで、身体を温めてくれています。 その毛細血管がゴースト化してしまうと、身体が冷え出し、もっと大きい血管にまで影響がでてきて、血管の状態が悪くなると、脳卒中や心筋梗塞を起こしてしまうこともあります。全身のあらゆる部分をむしばみ、認知症や骨粗しょう症などの深刻な病につながることが明らかになってきたんだとか!
ゴースト血管どう予防・対策する?
ゴースト血管が、シワやたるみ、さらには認知症や骨粗しょう症など深刻な病のリスクを招く危険性もあるようで自覚症状に気づきにくく、知らない間に若さと健康をむしばむ危険なゴースト血管。しかし、毛細血管のゴースト化の度合いを健康診断や医療機関で測定することは難しく、1日3回あることをするだけで、血流がアップしゴースト血管のリスクも減らせるという。他にも意外な食材を使ったゴースト血管対策があります。
健康な人にも潜んでいる!?ゴースト血管
非常に細くて、見ることが難しい毛細血管は「ゴースト血管スコープ」と名付けた特殊な装置で指先の毛細血管を観察すると、健康診断で異常がないという人でも1割程度にゴースト血管が見つかるそうです。
ゴースト血管によってすぐに死に直結する病気になってしまうわけではありませんが特に脳はゴースト血管のダメージが大きな臓器で、それは、毛細血管が酸素や栄養を届けるだけではなく、認知症のひとつであるアルツハイマー病の原因物質、アミロイドβの排出を担っているからのようです。
アミロイドβは健康な人の脳でも発生していますが、毛細血管が健康であれば、脳の外に速やかに排出されます。しかし、ゴースト血管になってしまうとアミロイドβが十分に排出できず、脳に蓄積してアルツハイマー病が発症・進行しやすくなるのだとか。
一方、新陳代謝が活発な骨にとっても毛細血管は重要な役割を担っていて、骨は日々、壊されたり作られたりを繰り返して維持されていますが、カルシウムなど新しい骨の材料を届ける毛細血管がゴースト化すると骨粗しょう症につながると考えられています。
三重大学冨本秀和教授らの研究では、アルツハイマー病の脳では毛細血管の密度が正常な脳より29%少なかったというデータやマックスプランク研究所 ラルフ・アダムス博士の研究では骨粗しょう症の状態にあるマウスの骨の毛細血管はほとんどなくなっていたんだとか。
・まず大事なのは、ゴースト血管の原因となり得る生活習慣を改善すること。
中でも最大のリスクである「糖質の過剰摂取」をはじめ、「高血圧」や「運動不足」「睡眠不足」を避けることが基本です。
・その上で、効果的な対策として専門家がおすすめしているのが「スキップ」。
ふくらはぎの筋肉を活発に動かすスキップは、全身の血流を上げるのに簡単で、最適な方法で血流が上がれば、毛細血管が漏れにくくなりゴースト血管を防げると期待されます。専門家のおすすめは、朝昼晩、それぞれ20回ずつ行う。
また番組では、ゴースト血管の予防に効果がある物質として、漢方薬のケイヒに含まれる成分を紹介しました。細胞レベルでは、シナモン・ヒハツ・ルイボスティーに含まれる成分でも効果が確認されています。(注)シナモンは食べ過ぎにご注意)
やはり常日頃から全身の血流を上げるような適度な運動とバランスの摂れた食事と睡眠が重要ということですね!